この記事では、有給届(有給申請書)のテンプレートをエクセル版とワード版の両方を無料でダウンロードできます。

2019年の労働基準法改正により、有給休暇の取得が義務化されたため、効率よく有給申請を行うことが企業と従業員にとって一層重要になっています。

なお、有給の申請ではなく有給の日数を管理する「有給管理表」については以下のページで紹介しています。

有給届のテンプレート(エクセル・ワード)

シンプルなデザインの有給届なので、どのような業種や業界でも問題なく使用できます。テンプレートにあらかじめ設定されている項目は、「期間」「事由」「緊急連絡先」「備考」となっています。最下部には、上長の承認欄が2つ設けてあります。
 
表組を使ったシンプルなレイアウトの有給届です。設定されている項目は、「所属」「氏名」「期間」「有給残日数」「緊急連絡先」「備考」になっています。最下部には、上長の承認欄が2つ設けてあります。
設定されている項目は、「申請日」「所属」「氏名」「期間」「連絡先」「備考」になっています。最下部には、上長の承認欄が2つと承認日が設けられています。また、有給取得の注意のサンプル例文がありますので、適時変更してください。

有給休暇の義務化について

2019年4月から、労働基準法が改正され企業は法定の年次有給休暇付与日数が10日以上の労働者に、毎年必ず5日の有給休暇を取得させなければなりません。

年次有給休暇の時季指定について

年次有給休暇は、原則として、労働者が請求する時季に与えることとされていますが、職場への配慮やためらい等の理由から取得率が低調な現状にあり、年次有給休暇の取得促進が課題となっています 。
このため、今般、労働基準法が改正され、労働者に年5日以上の年次有給休暇を取得させることが義務付けられました。

有給届の書き方:基本のフォーマット

有給届の書き方は、会社に有給を届ける際の専用の用紙がある場合とない場合で変わってきます。

会社が用意している用紙がある場合
もし会社に専用の有給申請書があれば、その用紙に従って記入しましょう。会社ごとに独自のルールや書式がある場合が多いので、書き方でわからない箇所がある場合は、上司や総務課で確認してください。

用紙が指定されていない場合の基本項目
用紙やフォーマットが特に指定されていない場合は、以下の基本情報を記入します。

・申請日:いつ有給を申請するか
・所属と氏名:自分がどの部署に所属しているか、名前は何か
・期間:いつからいつまで有給を取るか
・備考:その他の情報や特記事項

加えて、必要な場合は以下のような項目も追加できます。

事由:なぜ有給を取るのか(任意)
連絡先:緊急時に連絡が取れる場所
有給残日数:残っている有給日数
承認欄:上司や人事が承認するためのスペース
注意点:有給の取得理由と法的制限
有給を取る理由を書かせる企業もありますが、理由によって有給を拒否することは法的に許されていません。ただし、業務の都合で期間を調整することは問題ありません。