借用書をボールペンで書く

お金の貸し借りをした時には、後でトラブルにならないように借用書を作成します。借用書自体に法的な効力はありませんが、万が一裁判になった場合にお金を貸した強力な証拠となります。

今回は、法人や個人で使用できる借用書のテンプレートをエクセル、ワードそれぞれの形式で無料ダウンロードできるようにしました。(PDFが必要な方はエクセルやワードから作成してください。)

借用書には取り決めの種類で必須項目が変わってきますが、もし借用書の作成方法がわからない場合は、下記の借用書テンプレートで一番近いものを探して修正して利用してください。

※借用書はお金の貸し借りの詳細を記した重要な書類です。借用書テンプレートを利用する場合は、念のため内容や文言が自分の契約に合っているか十分に確認してください。

借用書テンプレート

金銭の貸し借りをする場合のテンプレートです。エクセル、ワード、PDFの形式でそれぞれ無料ダウンロードが可能です。項目やレイアウト自体はどれも同じなので使い慣れたファイル形式で利用してください。

個人間(金銭) 無利子(利息なし) 分割返済

借用書テンプレート01

借用書テンプレート01(個人間、無利子、分割返済)
個人間で金銭を借用できる書類で、利息なし、分割返済用の文言になっています。サンプルのデータが記入してあるので、消去して使用してください。

個人間(金銭) 利息あり 一括返済

借用書テンプレート02

借用書テンプレート02(個人間、利息あり、一括返済)
個人間で金銭を借用できる書類で、利息ありの一括返済用の文言になっています。利息なしの場合は、利息に関する文言を消去するだけで利用できます。

個人間(金銭) 利息あり 遅延損害金あり

借用書テンプレート03 個人間

借用書テンプレート03(個人間、利息あり)
個人間で金銭を借用できる書類で、利息あり・遅延損害金ありの文言になっています。返済方法は空欄なので、自分で設定してください。

個人間(金銭) 連帯保証人あり

借用書テンプレート04 個人間

借用書テンプレート04(個人間、利息あり)
個人間で金銭を借用できる書類で、利息あり・遅延損害金ありです。下部の署名欄には、本人と連帯保証人の住所、氏名、押印をする項目が設定されています。

家族間(親子)

家族の間であっても借用書を作ることは必要です。家族だからといって借用書をつくらないと大きなトラブルに発展することもあります。

また、税務署から「贈与」とみなされることもあります。家族間であっても年間110万円以上の金銭の移動は贈与税がかかりますので、きちんと借用書をつくっておくと安心です。

家族間であっても借用書の書式は、個人間のテンプレートと同じです。特に返済期日や利息、返済の方法を記述したおかないと贈与ととられることがあるので年5%程度でも利息をつけておくことが望ましいです。

借用書テンプレート05 個人間

借用書テンプレート05(家族間)
個人間と特に変わりはありませんが、利息、返済期限、返済方法を決めて家族間でも使用できる形式になっています。

法人(会社)用

会社と個人でやりとりする借用書のテンプレートです。個人間のテンプレートと大きな違いはありませんが、借りる宛先が法人名(代表者名)になっています。

また収入印紙を貼付する欄がありますが、1万円未満の場合は必要ありません。

借用書テンプレート ビジネス法人用

借用書テンプレート (法人・会社用)
法人・会社から借金をする場合の借用書テンプレートです。個人間での借用書と大きく違いはありませんが、あて先が会社名、代表取締役となっているところが異なります。

物品用

物品の借用書では、金銭の借用書と記入する項目が変わってきます。使用期間(返却日)、物品名、使用目的などが必要です。特に他の条件がある場合はそれも明記しておきます。

借用書テンプレート01 物品用

借用書テンプレート (物品用)
物品を借用するために項目が金銭用とは異なっています。借用期限や物品名、使用目的などの記入欄があります。
借用書テンプレート02 物品用

借用書テンプレート (物品用)
物品を借用するためのテンプレートで、設定されている項目が金銭用とは異なっています。個人間での物品の借用をするためのフォーマットです。署名欄が下部にあるタイプです。

借用書の書き方

借用書は、確実に貸した金銭や物品を返してもらうために重要な書類です。

とはいえ、借用書には「こう書かなければいけない」という具体的な書式というものはありません。必要な項目さえあれば、メモ用紙に手書きでもいいのです。

借用書のサンプル例文

借用書のフォーマットと必要な項目

借用書を万が一の時に効力を発揮させるには、必要な項目があるのでそれをチェックしましょう。

以下の項目は一般的に借用書を作成するときに記載する項目です。これらをすべて記載する必要はありませんが、これを基本として不要な項目の記載をしないのが簡単です。

1.借用書の作成日
2.貸主の氏名
3.タイトル
4.金額
5.金銭を受領した事実の明記
6.利息の取り決め
7.返済期限
8.返済方法
9.金銭を受領した日付
10.借主の住所、氏名および押印
11.連帯保証人の住所、氏名および押印
12.収入印紙

1.借用書の作成日

借用書を作成した日付を記載します。作成日は、お金を借りる人が実際に金銭を受領した日付にします。日付は西暦でも和暦でもどちらでも構いません。

2.貸主の氏名

金銭を貸す側の署名です。ワープロやパソコンではなく必ず手書きで書きます。

3.タイトル

タイトルは、借用書、借用証、借用証書でもいいですがなにも書かないというのは×です。なにも書かないと領収書などの別の書類と勘違いされたりしてトラブルの元にもなりかねません。

4.金額

借用書で重要なのが金額の書き方です。借用書では、改ざんされないように「一」「二」のような漢数字やアラビア数字を使わず、「壱万円」のような大字(だいじ)を交えた漢数字で詰めて書きます。

5.金銭を受領した事実の明記

借り主が貸し主から金銭を借りたという事実を明記します。

6.利息の取り決め

親子間や親しい知人間でお金の貸し借りをする場合、利子をつけない場合もありますが、金利をとる場合には借用書に明記する必要があります。金利は、利息制限法の上限以下にする必要があります。

7.返済期限

返済期限は、どのように書いても構いませんが「◯ヵ月後」、「◯年以内」のような記載は間違いやすいので「◯年◯月◯日」(西暦でも和暦でも可) と記載したほうがいいでしょう。

8.返済方法

どのように金銭を返済するかを具体的に記載します。例えば、銀行振込み、現金手渡しなどがよく使われます。

9.金銭を受領した日付

金銭を受領した日付を記載します。

10.借主の住所、氏名および押印

金銭を受領した側の住所と氏名を記載します。偽造防止のためにも、ワープロやパソコンではなく必ず手書きで書いてくだい。押印は、あってもなくても実印でも認印でもいいのですが、裁判などになったときに借用書が確実なものか証明することが容易になるので実印の方がトラブルが少ないとはいえます。

11.連帯保証人の住所、氏名および押印

連帯保証人を付ける場合は、連帯保証人の住所や氏名と印鑑を押してもらいます。

12.収入印紙

借用書の金額が1万円以上なら収入印紙が必要になります。収入印紙を貼らなかったとしても、お金の貸し借りが無効になるわけではありませんが、法律違反で罰則の対象となります。

物品の借用書の書き方

借用書は、何も金銭だけでなく物品を借りたときにも発行することがあります。

無償で借りる場合は、期限や条件を記載するだけですが、有償で貸し借りする場合には、借用書にどのような条件かを明記する必要があります。

また、金銭の支払方法や支払遅延のときにどうするかという規定も書いておくとトラブルを回避しやすくなります。

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