
示談書は、事故などのトラブルがあったときに当事者同士で解決するために約束の内容を文書にしたものです。
口約束では、後で記憶違いになったり「言った」「言わない」といったトラブルになることもあるので、約束事は文書にして署名、捺印するようにします。万が一裁判になったときに、証拠として使うこともできます。
今回は、示談書のワードテンプレートを紹介します。
示談書とは
示談とは、事故や事件などのなんらかのトラブルがあった相手と表ざたにせずに話し合いをすることです。その話し合いで決まったことを文書にしたものが示談書です。
示談をしても示談書を作成しないと、後になってさらに金銭を要求されたり、約束をなかったことにされたりすることも起こりえるので、契約書の形で書面化する必要があります。
示談書の書き方
示談書には、法的に決まったフォーマットというのはありません。自分で自由に書式をつくることができますが、ある程度は示談書に必要な項目は決まっています。
必要な項目が記載されていないと、裁判になったときに証拠として使用できないなどの不利になりますので注意してください。
示談書には以下のような内容を記載します。また、示談の内容によっては、必要な項目が変わってきます。
2.示談の内容
3.示談内容(期日、金額)
4.示談金、慰謝料の金額
5.作成年月日
6.加害者の住所、氏名、捺印
7.被害者の住所、氏名、捺印
示談書のテンプレート
示談書は、その内容に書式や文が変わってきます。テンプレートもまったく同じということは、ないので参考として自分の示談内容にあった文書にする必要があります。
事故の示談書
一般的な事故のときの示談書のテンプレートです。発生日時や場所、事故の状況、示談の内容を記載するシンプルなフォーマットです。
傷害事件の示談書
傷害事件の際の示談書テンプレートです。傷害事件の発生日、発生場所、示談の内容が項目ごとに記載されています。サンプルでは、示談金の支払いと、請求権の破棄、刑事事件にしないことなどが明記されています。
不貞行為に対する示談書
不貞行為があった時の示談書テンプレートです。慰謝料を指定口座に振り込むことや接触禁止などの項目が記載されたサンプルです。
物損事故の示談書
物損事故による示談書テンプレートです。日時、場所、態様、示談内容をサンプル例文が記載されています。損害賠償金を指定の口座に振り込むといった内容です。
まとめ
さまざまなパターンの示談書ワードテンプレートを紹介しましたが、示談書は一度署名捺印して文書を取り交わすと内容は法的に有効になってしまいます。
示談書の作成は、慎重に行い、相手から提示された場合は内容をしっかりと確認するようにしましょう。
自分だけで示談書を作成したり、示談書の作成や、提示された内容が不安な場合は第三者や弁護士に依頼してアドバイスをもらうのが確実です。